フランス・パリの作家、アンドレ・ポール・ギヨーム・ジッドが1897年に発表した散文詩「地の糧」(Les Nourritures terrestres )で、「書を捨てよ、町へ出よう」という言葉があります。
後に寺山修司氏が出した本『書を捨てよ町へ出よう』が64刷・50万部(2015 年時点)を超えるベストセラーとなり、この言葉が一気に日本でも有名になるわけですが、町へ出ようにも時間がない、そもそも休みがない、町へ出たところで頭の中は仕事のことばかり…これが現代人の姿ではないでしょうか?もしかしたらこの記事に辿り着いたあなたも、そんな忙しい人なのかもしれません。
かく言う僕自身も、超絶に仕事で忙しい人間でした。私が事業売却をする以前に経営していた表参道にある美容院では、社長である私を中心に社員たちは猛烈に働いていました。
私自身は店の目の前にある青山通り(R246)を、たった150m移動するためだけにいつもタクシーに乗っていました。